皮膚科での事(アトピーとじんましん)
夕方になるとボコボコと全身にでるじんましんと、じんましんを掻くことで悪化したアトピーがどうにもこうにもならなくなったので、病院にいくことを決意しました。そのころの私の皮膚は、正常な皮膚がほとんどないくらいの状態でした。
職場の人から、評判の良い皮膚科を教えてもらい行ってみることにしました。確かに、たくさんの患者さんがいて、1時間以上待ちました。
いよいよ診察です。
医者「なんでこんなにひどくなるまで放置してたんですか。これは重症なアトピーの部類に入りますよ。じゃあお薬を出しますね。お薬の説明をしますね」
もちろん、薬というのはステロイド。ステロイドの怖さを知っていた私は、
「ステロイドは使いたくありません。」
と言いました。すると、
「ステロイドは良い薬なんです。悪いうわさがありますが、あれは使い方を間違った人たちが悪いんです。正しく使えば必ず治ります。現代の医学ではそういうデータがでてるんですよ。」
私はそう説明されてもすぐに「ではお願いします。」とは言えませんでした。使いたくないことをまた伝えましたが、先生が言う事は同じ。「絶対治るから。」・・・
それでも、ステロイドを使うことに「はい」と言わない私に先生は
「まあ考えなさい」
と言って15分くらい考える時間をくれました。看護師さんはとても優しく、私の話を聞いてくれました。そして先生が入ってきて、私がまだ迷っていると、先生は
「私のことが信用できないなら治すことは無理ですね。」
と冷たく言いました。とてもショックでした。ストレスを感じました。じんましんがまた増えるような気がしました。
「私を信じて使ってみませんか」
と言われたので、すごく悩みましたが、そこまで言うならと信じてみることにしました。
その後、ステロイドの使い方を習いました。私に処方された薬は
①ステロイド3種類。(アトピーのひどいところ用・ふつう用・軽い用)
※塗る箇所によって違う薬が出されました。体の場所によってステロイドの吸収率も違う説明を受けました。体のいわゆる表側は、吸収率が低いから安心して使うように言われました。が、これもあとで裏切られることになります。後日書きます。
②プロトピック軟膏
主に首に使用するように言われました。首は顔に近いからステロイドを使わない方が良いということからだそうです。このプロトピックも怖い薬だと私は思いました。もう2度と使いたくありません。後日このことについては書きます。
③ヒルロイド軟膏
保湿剤として使うように言われましたが、私には効果がわかりませんでした。
この3種類を使いながら、アトピーが軽くなればステロイドを軽くしていくように言われました。
病院には2週間に1回くらい行きました。ステロイドを使ったので調子がいいときもありました。
「こんなに良くなるんだったら早く使えばよかった」
とさえ、思うときもありました。リバウンドを繰り返しながら、1か月半が経ったころ、全然症状が変わらず、一定のところから良くなっていかなくなっていました。ステロイドを使い始めて2か月が経つ・・・そろそろ長いなと自分で思い始め、そして、体にリバウンド以外の副作用が見られるようになったのです。
病院にいき、ステロイドの副作用のような症状を先生に伝えました。すると先生は、
「それはステロイドの副作用ではないですよ。」
と笑って言ったのです。私はとてもショックでした。本気で悩んでるのに、馬鹿にされた感じ。この人は医者じゃないと思いました。
それと同時に、医者への不信感がまた増して、私はステロイドの使用を中止し、病院にも行かなくなりました。
長くなりましたが、病院での対応はこんな感じです。アトピーに詳しくない医者は、ステロイドで治すしか方法をしらないのでしょうね。頼った私が馬鹿でした。病院に行こうか悩まれている方の参考になれば嬉しいです。今の私が言えることは、アトピーは自分で治すしかないということです。自分の体と向き合って、何をするのがよいのか悪いのかいろいろ試すことが一番の薬だと思います。
さて、次回は私の体に出たステロイドの副作用について、書きたいと思います。